<熊本県・株式会社熊本県酒造研究所>

【アルコ-ル度数】14.7゜
【日本酒度】 +1.1
【酸度】 1.4
【アミノ酸度】0.5
【原料米及び精米歩合】
酒造好適米 65%精米
【酵母】　熊本酵母


蔵元のイメージと味わいのギャップに驚き
モダンな味わいの1本

「熊本県酒造研究所」には2つの顔があります。
ひとつが「きょうかい9号酵母」の元株でもある
「熊本酵母」を維持・管理する研究機関の顔
そしてもうひとつが「香露」の醸造元としての
顔です。

「熊本酵母」を維持・管理する研究機関ですから
「営業をしなくてよい」
「お酒を売らなくてもよい」
のだそうですが
近年のコロナによる影響で
問題が表面化し始め
「新しいこともしていかないと」
ということで小仕込みでテスト的に
新しい味わいのお酒を探るために
いろいろと試験醸造をされています。

今回はその中の1本としての登場。
香露ってこんなモダンな味わいのお酒も
造るんだなあ　と初めて口にし
軽いインパクトを覚えました。

香りは青バナナやメロンのような上品な甘み
の中にマスカットのような爽やかな香りも
感じ取れます。
開栓時ポンッという程度の心地の良いガス感と
もぎたてマスカットのような
みずみずしい口当たり。
上品な甘みと緻密で繊細な酸味とのバランスが
とても良くフレッシュで明るい印象のお酒です。

魚であれば白身、前菜や野菜料理などの軽め
繊細な味わいの料理との相性はバツグンです。
これはぜひ一度お試しください。